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リコーダー with コロナ

Recorder/リコーダー
06 /04 2020
皆さまこんにちは。久々のブログ更新となりました。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大による緊急事態宣言が解除され、少しずつ経済活動も再開されてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

このところ、関西圏は感染者数も0~1ケタ代の日が続いており、街中の人出もかなり戻ってきています。
リコーダーファンの皆さまも、そろそろ活動を再開したいと考えておられる頃なのではないかと思いますが、学校活動においてもリコーダーは歌と並んで「感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動」であると位置づけられていることもあり、心配は尽きません。

ということで、「集まってリコーダーを吹く」「人前でリコーダーを吹く」ことの安全性と気を付けるべき点について考えてみましょう。

飛沫
新型コロナウィルスは、飛沫により感染することが確認されています。
複数の人がいる場所で飛沫を防ぐのには「マスク」が有効ですが、リコーダーを吹くときにはマスクは着けられませんね…。
練習中には吹くだけでなく、「はい、次は3小節めから!」などの声掛けも当然行われますので、お互いに飛沫が飛ばない距離を保ちましょう。

なお、リコーダーから飛沫がどの程度発生しどの程度飛ぶのかについては、「アウロス」ブランドで知られる「トヤマ楽器」による検証結果がHPに公開されているので、そちらをご確認ください。

リコーダー演奏時の飛沫可視動画と感染症対策 (2020.05.27)
(PCで見る方は、画面を大きくしないと「飛沫」が見えないかもしれません…。)

この検証動画では、リコーダーからは大して飛沫は飛んでいませんね。
ただ実際に音楽を奏でるときには、口から息を漏らしたり、演奏している間に唾液が溜まってきたりするので、現実的にはもう少し飛ぶと予想しています。

エアロゾル
先ほどのトヤマ楽器の検証動画の「18.オイルミストを口に含み演奏(飛沫ではなく気流を確認するため) 」でリコーダーからの気流が確認できます。
リコーダーに吹き込んだ息は、ウィンドウェイを始め、いろんな隙間から空気中に放出されていることが分かります。

人間の呼気からは0.1マイクロメートル(μm)以上のエアロゾルが発生することが分かっています。
リコーダーに吹き込んだ息が気流となるわけですから、この気流には当然エアロゾルが含まれていることになります。

比較的大きなエアロゾルである「飛沫」は、重いのですぐに下に落ちますが、小さなエアロゾルは下に落ちずに空中に漂います。
ブレスの時などに深く息を吸い込むと、この小さなエアロゾルを一緒に吸い込み、肺に取り込むこととなります。

今のところ、エアロゾル内に含まれる新型コロナウイルスの生存期間は良く分かっていませんが、換気の良い場所であれば、2メートル程度移動する間に乾燥して不活性化するのではないかと言われています。

ただし、エアコンによる空気の流れでエアロゾルが思わぬところに拡散される懸念もありますし、また、「密」な場所では人の呼気などで空気が湿っているためにウィルスが乾燥せず、いつまでも不活性化しないと指摘する専門家もいます。

まとめ
リコーダーを演奏するときは、飛沫よりもエアロゾルが心配です。
リコーダの演奏は、深呼吸を何度も繰り返しているようなものです。
特にアンサンブル練習では、何人もが集まって深い呼吸を繰り返します。
もし、この中に感染者がいたら…。

なので、こまめな換気と十分な距離(2m以上)を保つことがとても大切です。エアコンによる空気の流れにも気をつけましょう。

大勢集まってのアンサンブル練習や、人前での演奏はまだまだ難しいかもしれません。
特に、高齢者施設などへの慰問演奏は十分ご注意ください。
大切な仲間が健康で過ごせるよう、感染防止対策を十分に行なった上でリコーダーを楽しんでくださいね。

参考記事:

フルートと透明リコーダー

Recorder/リコーダー
09 /16 2019
9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

昨日は心斎橋の三木楽器 Wind Forestさんのミヤザワフルート調整会に行ってきました。
30年前から大切に使っているMiyazawaのフルートを調整していただきました。
キーが軽くなって、とても吹きやすくなりました♪ ありがとうございます!

そして、ちょうど、お取り寄せをお願いしていた透明のプラスチックリコーダーが入荷してきたので、それも引き取ってきました♪
台湾のMusic Gardenというメーカーのもので、Stansby jr.のリコーダーを基にDoris Kulossa氏が設計したもの。(https://kulossa.com/de/en/plastic-recorders.html)
ネットで見かけてずっと欲しかったので嬉しいです♪

台湾製と侮るなかれ。なかなかしっかりした楽器です。
お値段は、ソプラノが3,500円、アルトが5,000円でした。
きれいに透き通った透明なので、見た目が美しいだけでなく、楽器が曇る様子や指がどうなっているかもよく見えて、指導にも良いかもしれません。
ご興味のある方、三木楽器 Wind Forestさんでお取り扱いしていますよ!

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さて。9月14日(土)は、東京リコーダー協会西日本本部主催「第39会西日本リコーダーコンクール」で司会を努めてきました。
39回と長く続いたこのコンクールも、今回で最終回。
私は2013年に一度デュオで出場し、2014年から6回続けて司会を担当させていただきました。
歴史あるコンクールがなくなってしまうのはとても寂しいのですが、学校のクラブ活動を取り巻く環境も変わってきていますし、仕方のないことなのかもしれません。
コンクールはなくなってしまいますが、どうかこれからも、末永くリコーダーを楽しんでいただきたいなと心から願っています。

子供たちとアンサンブル♪

Recorder/リコーダー
11 /25 2018
今日は朝から、子供たちとアンサンブルをしてきました♪
ピアノの先生主催のクリスマスイベントに向けての初合わせレッスンです。

小学校6年生のリコーダーさんと、高校生のピアノさん、そして私の3人で、Duarteの「4つのアメリカンダンス (Four Transatlantic Dances)」に挑戦しました。

そういえば、子供たちと一緒に吹くのは初めてかも…。
でも、自分が小学生だったとき、大人の人たちはこんな感じで一緒に吹いてくれていたのだなぁと思うと、なんだか感慨深いです。

お二人とも、とっても素敵な音楽家さんでした。それぞれ得意なこと、苦手なことはありますが、チャンスを掴んでチャレンジしよう!と思ってくれる気持ちが嬉しいですね♪
ピアノの先生と共に、いろいろアドヴァイスをさせていただきましたが、ちゃんと伝わったかな?
ふだん子供と接していないので、こういう時、どういう言葉で話せば良いのか分からなくなってしまいますが、歌ってみたり、分かりやすそうな言葉を探したりしながら、コミュニケーションを取ってみました。一生懸命聞いてくれてありがとう!

そして、子供たちとしっかり練習した後は、ピアノの先生とVivaldiのコンチェルト ト長調 RV443を。なかなか体力を使うハードな曲ではありますが、とても楽しかったです♪

リサイタルまであともう少しという時期ではありますが、子供たちからキラキラしたエネルギーをたくさん分けてもらっちゃいました。おかげで、今はとってもワクワクした気持ちです♪

ピアノの先生、リコーダーさん、ピアノさん、どうもありがとうございました♪
次のリハーサルも楽しみにしています(*˘︶˘*).。.:*♡

テナーリコーダー替管

Recorder/リコーダー
12 /20 2017
12/1~12/9に行われていたアンリュウ リコーダフェア期間中にお願いしていた、テナーリコーダーのバロックピッチ替管が届きました♪♪
タケヤマ製モダンピッチのテナーの中部管と取替えて使います。替管だけを後から追加できるのはとても助かりますね。

手が小さいのにキーなしで大丈夫なのか?という周囲の方々の心配には耳も貸さずに買った替管ですが、事前にちゃんと試奏させていただいているので大丈夫ですよ(Ф∀Ф)
とはいえ、私の小さな手では相当大変ですが…。まぁそのうち慣れるでしょう。

これで、バロックピッチもソプラニーノからテナーまで揃いました♪
いつ出番が来ても良いように、少しずつ手に馴染ませていきますよ

三木楽器リコーダーフェア 2017・秋♪

Recorder/リコーダー
10 /19 2017
とてつもなく久しぶりの更新となってしまいました。
この間、室内楽など新しいことにもチャレンジしながら、忙しくも楽しく、リコーダー三昧の日々を送っておりました。

さて。いよいよ今日から三木楽器管弦楽器専門店 WIND FORESTさんのリコーダーフェアですよ~。
初日の今日、早速行ってきました。

いつもながらの圧巻の品揃え!!この空間にいるだけでワクワクします
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右側の白いリコーダーたちはポリエステル樹脂製なのですが、実はびっくりするほどの超高級品だったりします
スタンドはメックですが、メックの製品ではありません…。
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こちらはルネサンスコーナー。一言に「ルネサンス」と言っても、モデル、メーカーによってかなり音色が異なります。
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復刊されたばかりのものを含む全音リコーダーピースと、五線が引けるローラースタンプ付きのシャープペンシルに出会ってしまったので、迷わず捕獲。リコーダーピースは、タイトルが白地のものが新しい版みたいですね。
全音リコーダーピース、RJPなど国内楽譜の他、海外の楽譜もいろいろ揃ってます。
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リコーダーフェアは10月22日(日)まで。たくさんのリコーダー達にぜひ会いに行ってくださいね

モーツァルト 「ファゴットとチェロのためのソナタ」

Recorder/リコーダー
02 /18 2016
レッスンに行って、ヘンデルのF-Durやって、その後に「こんなのやってみない?」と出てきたのがこの曲。
モーツァルトの「ファゴットとチェロのためのソナタ」。全音から出てたCarl Dolmetshによるアルトリコーダー×2の編曲で。
ヘンデル吹いた直後に吹くと、「めっちゃモーツァルト!!」ってなります。世界が違う(笑)。

バロックとは音の響かせ方や処理の仕方が違うと思うので、その辺を課題として取り組んでみます(=^・^=)♪
モーツァルトっぽく聴こえるようにが目標です。

"W.A.Mozart: Sonate for bassoon & cello K.292 Boudreault & Brendstrup, International Music Festival" on youtube

リコーダーフェア行って来ました♪

Recorder/リコーダー
01 /23 2016
リコーダーフェア@三木楽器心斎橋店さん、昨日から始まりましたね。

モダンピッチのソプラノさんを新たにお迎えすべく、お仕事帰りにお邪魔してきました。
いろいろ試奏して、スズキの御蔵島黄楊に決定♪
かわいい仲間がまた増えました。これからよろしくねヾ(*ΦωΦ)ノ



スズキの御蔵島黄楊、バロックピッチのアルトに続いて2本目ですが、結構気に入っています。クリアだけど優しく広がる感じが独特で面白いんです。
これからゆっくり育てていくのが楽しみです♪

三木楽器心斎橋店さんのリコーダーフェア、1/24(日)までです。いろんなリコーダーがずらーっと並んでて、楽しいですよ♪

ミカラ・ペトリ リコーダーリサイタル

Recorder/リコーダー
12 /20 2015

ミカラ・ペトリ リコーダー・リサイタル@芸文小ホールに行ってきました。
チェンバロは西山まりえさん。


ペトリさんのリコーダーはやっぱり素晴らしいですね。
20年以上前にシンフォニーホールで聴いた時は、まだその凄さがよく分からなかったけど、今また、こうやって生演奏を聴くことができて本当に良かったです。
何と言っても、私はペトリさんの音をお手本にリコーダーを吹いてましたからね。
やっぱりもう一度、ペトリさんのリコーダーの音を生で聴いておきたかったのです。


西山まりえさんのチェンバロもとても素敵でした。
お二人のセッション、とても心地良かったです。


拍手が鳴り止まず、結局アンコールは3曲に。
なんだか得した気分です(=^・^=)♪

今日は素敵なコンサートをありがとうございました!!

私もVivaldiを始め、今日のプログラムをなぞってみたいなと思いました。来年の課題にしよう♪


★ Program ★


J.S. バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1034 (原調:ホ短調)

G.P. テレマン:ソナタ ハ短調 TWV41:C5 「音楽の練習帳より」

A. ボロプ=ヨアンセン:鳥のコンサート op.91 No.9 (リコーダー・ソロ)

A. スカルラッティ:トッカータ イ短調 (チェンバロ・ソロ)

G. タルティーニ:ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」


*** 休憩 ***


G. ジェイコブ:リコーダーとチェンバロのためのソナチネ

A. コレッリ:ラ・フォリア (ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 op.5-12)

J.S. バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 (チェンバロ・ソロ)

A. ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調 P79 RV443

古いお友達

Recorder/リコーダー
08 /09 2015
愛用のFEHRのソプラノさんの調子が悪く、高音がかなり出にくくなってしまったので、急遽、父所有のメックのソプラノリコーダーを借りてきました。



私が小学校6年ぐらいの時に父が買ってきたものだと記憶しています。私も子供の頃に時々吹いていました。自分の楽器ではないけれど、よく知ってる幼なじみみたいなものですね。

4年ぐらい前にも借りてしばらく吹いていたことがあるのですが、またまた再開。
古いけどいい楽器です。音色もピッチも特に問題なさそうです。

昨日のリコーダーオーケストラの練習で必要だったので、借りてすぐいきなり吹いてしまいましたが、なんとか応えてくれました。
これからもう少し時間をかけて仲良くなろうと思います。

しばらく吹かれずに眠っていたようなので、きれいにお手入れをしてあげました。コルクが剥がれたジョイントの糸を巻き直し、外観用オイルクリームで表面を磨いてリフレッシュ♪
ブロックを抜いて内部の清掃もしました。後日オイリングもする予定です。

8/30 シンフォニーホールでの「100人のリコーダーオーケストラ」はこの楽器で出ることになりそうです。

FEHRのソプラノさんは、ちゃんと調整に出そう…。

新たな話題で会話しよう

Recorder/リコーダー
07 /27 2015
K先生のレッスン受けてきました。
今日もフランス三昧。
Blavetの小品集で軽く遊んだ後、以前からの課題のHotteterreのDuo組曲第1番をやりました。
師とのデュエットはやっぱりとても楽しいです♪

苦手意識が強かったフランス物ですが、最近フランスものばかりやっているせいか、少し慣れてきました。
通奏低音のレッスンでもフランス物が良く出てきますしね。あともうひと押し。

次回レッスンは少し間が空いて9月になりますが、「初期バロックを何か」という新たな課題も頂いたので、いろいろ当たってみます。初期バロックは初挑戦。どんな音楽に出会えるのか、とても楽しみです(=o^ ェ ^o=)ワクワク♪

そして、 今日の師の一言。
「何度練習していても、常に新たな話題で会話すること。」
ちょっとドキッとする言葉ですね。音楽に対する姿勢が問われている気がします。

今日も師に心から感謝です。

リコーダーの消音器

Recorder/リコーダー
07 /17 2015
KOTORI楽器のリコーダー消音器 dim.dim.が巷でひそかに話題になっているようですね…。

amazonで売ってます。今のところソプラノ用のみですが、近々アルト用も発売されるようです。
リコーダーの音を小さくできる!dim.dim.kit (レッド)|amazon


探してみたら、AriaからSordinellaというのも出てました。こちらもソプラノ用のみ。
Sordinella ソルディネッラ ソプラノリコーダー用 消音&弱音器|amazon


買うほどでも…という方には、細長い紙をラビウムの方からウィンドウェイに差し込む、という方法もありますが、吹いてる最中に落っこちてきたり、紙が水分で破れたりします(笑)。取れなくならないよう、ご注意を。

過去に紙の消音器を試してみて感じたことは、指の練習だけなら使ってもいいけれど、息のコントロールが全くできない状態になるので、全体的な練習には不向きだなということです。
リコーダーは、指づかいと息の量をコントロールして自分で音程を作る楽器なので、息が入らないと正しい音が出せないのですよ…。

どうしても夜にしか練習時間が取れない、などという場合には強い味方になってくれるけど、あまり使わないほうが良いかなと思いました。

この2つの消音器はどんな感じなのでしょうか。製品として出ているのだから、紙のものよりは断然良いのでしょうね。
とりあえず買って試してみますo(^・x・^)o

※蛇足: どのタイプのミュートもプラスチックリコーダー用です。木製リコーダーはラビウムやウインドウェイに傷が付きやすいので、やめておくのが無難だと思います…。

フランスのバロック音楽...

Recorder/リコーダー
06 /29 2015
今日はK先生のレッスン。
ブラヴェのDuo曲をいくつかやって遊んでから、オトテールのDuoをやりました。

フランス物、まだまだ理解できてません。フランスのリズムとビート感になかなか慣れません。うむむ。あ、でもリエゾンの感覚はちょっと分かってきたかも。

師曰く、音楽のリズムは言語のリズム。フランス語は耳にする機会が少ないので、フランス映画でも見て、フランス語のリズムに浸ってみましょうか。

そして、あくまでも優美に。情念を表す時も、山場を作りたい時も、叫びすぎてはいけないのです。オトテールは宮廷音楽家だったわけだし、当時のフランス宮廷では、優雅でないことは罪だったのだから…。

あとは、音価を機械的に捉えないように。遠くで誰かが基礎となるリズムを刻んでいて、そのリズムの範囲内で自由に(不均等に)音を分配する感じで。拍の中ではきちんと納まっているんだけれど、その中で揺れてる感じ?

この辺はいろいろ聴いて、実際にやってみて、慣れていくしかないでしょうね。
当時は多分、時間の流れそのものが不均等だったんですよね。時計もまだまだ正確ではなかったし。
そういうことも考えながら音楽を作る。なかなか奥が深いです。

フランスのバロック音楽とは、もうしばらく格闘することになりそうです。

リコーダーフェア@ヤマハ大阪なんば店

Recorder/リコーダー
06 /07 2015
新しくなったヤマハミュージックリテイリング大阪なんば店で6/1より絶賛開催中のリコーダーフェアですが、昨日、今日と2日続けて行って来ました。

昨日6/6は吉澤 実さんのリコーダーお話コンサートに。
リュートの永田平八さんと、いろんな曲をリコーダーで演奏しつつお話というか、お話しながら演奏というか、そんな感じの気軽に楽しめるコンサートでした。モダンフルートや石笛(いわぶえ)などの演奏もあり、面白かったです。

そして今日は、リコーダー調整会で匠に大切な楽器を調整して頂きました。愛用のvon HuneのアルトとFEHRのソプラノの調整をお願いしたのですが、今日の匠は鍼灸師さんのようでした。症状を聞き取り、ではこの辺をちょっと触りましょうと…。
症状に応じて、この辺というツボがあるのだそうです (*ΦДΦ)ほぉ~

お陰様で、高音が吹きづらくなっていたvon Huneさん、しっかり綺麗な音で楽に吹けるようになりましたし、低音のピッチの悩みも解消しました。ソプラノちゃんも音色が美しくなりましたよ🎵 本当にありがとうございます。

調整会等のイベントは終了しましたが、ヤマハ大阪なんば店のリコーダーフェアは今月いっぱいやってます。
新しいヤマハビル、なかなか素敵なので、見学がてら覗いてみるのも良いかもです。
リコーダーフェアvol.3|ヤマハミュージックリテイリング大阪なんば店

笛の楽園より Psalm140

Recorder/リコーダー
06 /04 2015
最近、van Eyckの「笛の楽園」を少しづつ見ているのですが、この曲集、時代が古いこともあり、ときどき (ΦωΦ???? な曲が出てきます。

例えば6番目の「Psalm140」。軽い気持ちでちょっと吹いてみようと思ったのですが、楽譜がさっぱり理解できません。
なので、今日のレッスンはこの曲をどう吹けば良いのかを考える会に急遽変更。C.P.E. Bachやるはずだったのにすみません。

Psalmなので賛美歌みたいなものですね。最初のテーマは完全に歌の世界で、歌の詩篇の区切りと思われるところに縦線があるだけで、いわゆる小節線はありません。
まずここをどう吹くかを考えないと始まらない訳ですが、ここだけ見ていても分からないので、Mode2で音がどう分解されているのかをチェック。音が飛んでいるところ、なだらかに繋がっているところ、雰囲気が変わるところなどが手掛かりになりそう。
そして、この時代は、まだ器楽としてのスタイルが確率されていなかったことも考慮に入れなきゃね。音符の音価通りにきっちり吹くのが果たして良いものか?
拍の数え方も現代譜では現代の書き方に合わせてしまっているので、ファクシミリ譜で本来の形をきちんと確認。

これで少し、光が見えてきました。
あとはもう一度、自分で考え直してみます。

最初のテーマは歌の世界ですが、Mode3以降は完全に器楽としての楽しみの世界。リコーダー吹きとしての腕の見せどころですね。なかなか面白い曲です。

突然のお願いにも関わらず、こんなことにお付き合いいただいて本当にありがとうございます。今日も師に心から感謝です。

音楽を慈しむ心

Recorder/リコーダー
05 /11 2015
今日のレッスンも、前回に引き続き、C.P.E. Bachの無伴奏フルートソナタ wq.132を。

今日は、なんというか、音楽の慈しみ方を教わったような感覚です。

この場所の、この音の素晴らしさを伝えるためには、その前後をどう吹けば効果的なのか。
ここはしっかり鳴らす方がいいのか、さっと軽くまとめた方がいいのか。
この音楽を最も活き活きとさせるためには、どの位のボリュームが最適なのか。
などなどなど…。

音楽の持つ素晴らしさを引き出す為に、もっといろんなことを考えましょう、というレッスンでした。
音楽を慈しむ心を忘れてはならないのです。

まだまだエマニュエルさんの意図を汲みきれていませんが、こういう作業、楽しいですね🎶
ある1つの音符のために最適な音を探したり、ひとつのフレーズの可能性を探ったり。もっとやってみよう。

今日も師に心から感謝です。

リコーダーでエマニュエル・バッハ

Recorder/リコーダー
04 /27 2015
K先生のレッスン受けてきました。
今日の課題は、師が40年前に編曲した、C.P.E. Bachの無伴奏フルートソナタ(WQ132)。

前回のルソーの「Vivaldiの春」同様、フルート向けの曲を、敢えてリコーダーでやるわよ!!という課題です。

この曲はすごく要素が多くて、ひとりで掛け合いをしたり、ぱっと色を変えたりしなきゃいけない曲。
無伴奏ですからね、いろんなことを全部、ひとりでやらなきゃいけません。

要素が多すぎて、めりはりの付け方がいまいち分からなかったのだけれど、そういうところを綺麗に交通整理していただきました。

まだまだ表現が足りないところもあるけど、自分なりにこの曲と向き合って感じていたことは、そう外れてはいなかったようです。
あとは、自分の感じたことを怖がらずに、思い切って開放することと、リコーダーの事情をどう曲に活かすのか、というところですね。

この曲は次に持ち越し。
そして、新たな課題もいただきました。
次は久々のデュエット曲です。わーい(*ΦωΦ*)🎶

フランス・バロックだし、たぶん、すごく大変な曲だと思いますが、連休もあることだし、じっくり格闘してみます!!

今日も師に心から感謝です m(*_ _)m

不真面目な演奏?

Recorder/リコーダー
03 /20 2015
昨日のレッスンで、師よりまたまた真面目すぎるとのご指摘を頂いてしまいました…orz

そうなんですよね…。「とにかく自由に吹くこと」と与えられた課題なのに、なかなか清く正しい(?)道から外れられません。
ちょっと道を踏み外してみようと思っても、その踏み外し方がまた真面目だとか…(泣)
そもそも、「真面目でない演奏」ってどんなんだ?と考えてみたら…。
そうだ、これだ!!私の大好きな Maurice Steger氏の演奏!!

彼ほど楽しそうに、かつハチャメチャに吹くリコーダー奏者はいないんじゃないかと思うぐらい、いつも弾けまくっているSteger氏。リコーダーのCD聴きながら思わず笑っちゃうなんて、他の人ではあり得ないでしょ?

ちょうどVivaldiをやっているし、彼の新譜のVivaldiを再びじっくり聴いています。
Maurice Steger|Vivaldi: Concerti per Flauto (Naxos Music Library)

このアルバムには今私がやってる曲は入ってないけど、Steger様のVivaldi、十分参考になります。
とりあえず、明日からSteger様のモノマネをしてみますね ( *´艸`)

レッスンDay♪

Recorder/リコーダー
02 /09 2015
K先生のレッスン受けてきました。

今日はBousquetの12 Grands Caprices。どれかひとつということだったので、No.3を選びました。かわいくてきれいな曲で、表情の全く違う要素が含まれているので、音楽を作る練習にはぴったりかな~と思っての選曲です。

私は指が回ることもあり、こういう曲(16分音符炸裂)はピロピロ~と吹いてしまう傾向があります。
先生もそこを見越してのこの課題、だった訳で、私もそれを承知の上でそれなりに考えていったつもりだったのですが…。全然足りない!!

もっとアクのある音が必要な箇所とか、歌うところ、さっと通り過ぎるところなどなど、テンポや音量の変化などのメリハリが必要なんですよね。
とにかく、全体的に生真面目すぎるんだそうです…(笑)。これ、レッスン受け始めたころからずーっと言われ続けてる気が…(^・x・^)

うむ。自分の課題はよーく分かっています。たくさんアドヴァイスを頂いたので、次のレッスンでは素敵な曲になるよう、しっかり考えて作り込んでみますね。
言われた通りに吹くのではなくて、先生のお手本とアドヴァイスを参考に、あくまでも、私らしい音楽に仕立てるのです♪

今日も師に心から感謝です。

それにしても今日は寒かったですね。
レッスン室に着いてしばらくたっても、手がかじかんだままで、楽器も冷えてたし、吹き始めるまでに時間がかかってしまいました…。

皆さまも寒さに負けないよう、お気をつけくださいね。

リコーダーの調整会

Recorder/リコーダー
02 /07 2015
2/1から、ヤマハ心斎橋店さんで、リコーダーフェア絶賛開催中!!な訳ですが、今日と明日(2/7、2/8)は国宝級のリコーダーのお医者さん、山田氏による調整会が行なわれるというので、事前に予約をして行ってきました。

先週、Rohmerさんのアルトの頭部管に小さな割れを発見してしまい、修理に出さなきゃと思っていたところだったので、絶妙のタイミングでした。

割れはさすがにその場で直すのは無理だと思ったので、他にもFEHRのアルトとソプラノを持っていきました。

まずはFEHRのアルトから。この楽器は以前にも山田さんに大々的に手術をしていただいた楽器ですが、水滴が付きやすく、サムホールに水が流れてくることがあるので、そこを重点的に見ていただきました。
ブロックを抜いて、お掃除をしたりアンチコンデンス液を塗ったり、手を尽くしていただきました。
治ってるといいな♪ 今日はまだブロックが濡れたままなので、明日以降に吹いてみます。

そして、FEHRのソプラノは、まだ一度もメンテナンスに出したことがないので、気になっていたピッチの問題を相談してみました。ざっと吹いて問題箇所を突き止め、いろんな道具を駆使して目の前で直していただきました。流石でございます…。国宝級の技を間近で拝見できてとても興味深かったです。

そして、問題のRohmerさんアルトの割れは、まだ割れ目が小さいので、そのまま吹き続けて大丈夫だとのことでした。どんどん吹いちゃっていいとのことで、安心しました…。
山田さん、本当にありがとうございました。

それにしても、目の前で直接見ていただけるって、本当にありがたいですね。
ヤマハ心斎橋店さんと、山田さんに心から感謝です。

そして、リコーダーフェアなので、リコーダーもたくさん並んでますよ。
特に今回はヤマハのバスがずらりと並んでいて選べます。
とりあえずバス7本を全部吹いてきましたが、やっぱり1本ずつ音が違いますね。
これだけ選べるのは珍しいそうなので、ヤマハのバスの購入を検討している方は今がチャンスですよ!!
思わず買いそうになりましたが、なんとか思いとどまりました… (^・x・^)

明日8日(日)は、松浦さんと村田さんによるDuoコンサートもありますよ~。お時間のある方はぜひ!!

ヤマハ心斎橋店のリコーダーフェアは2/28まで♪
http://www.yamahamusic.jp/shop/shinsaibashi/saleinfo/detail/6382

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チャカンの楽譜

Recorder/リコーダー
01 /21 2015
先日のレッスンで、「チャカンの曲を何かひとつ」という課題が出たので、ササヤ書店さんで楽譜を買ってきました♪

ササヤさんは、Moeckと Dolce Editionのチャカン系が割と揃っていますね。助かります。あと、Aura Edition とHofmeisterを入れてくれたら完璧なんですけどね…。

でもでも、買おうと思っていたものがちゃんと見つかって良かったです(=^・^=)♪


真ん中の楽譜、出版番号が間違ってて、ボールペンで書き直してあるんですよね…(^_^;) おおらかというべきなのか…。面白すぎます(笑)。

NAGAI Mai|長井 舞

大阪のリコーダー奏者。
または猫とコーヒーが大好きな
小型プログラマ。
黒猫チュナさんと暮らしている。

HP 「mai+Recorder」:
  https://mainagai.com

twitter: cocomaca